水子供養
水子供養 からの お出逢い⋆繋がり
尼ちゃんりけいでございます。
『水子供養』
私が尊陽院で水子供養をさせて頂いて丸3年が経とうとしています。
様々な理由でお参りに来られている沢山の方々の供養をさせて頂きました。
今では全国から。水子供養に来てもらえるようになりました。
水子供養をされているお寺が沢山ある中で尊陽院を選んで頂いているので,この仏縁は私にとっても
大切なものです。
そのお心を大事に受け取らせていただいているつもりです。
お寺に来られた時は涙涙で、私の人生終わったみたいな方でも、お寺を出るときは笑顔がみられます。
もちろん、
これからずっとこの気持ちでいれますよ
なんていえません
これから苦しみはないですよ
なんていえません
これから
幸せになれますよ
なんていえません
でも
今の苦しい気持ちが少しでも楽にならなければ前に進むことはできません。
まずマイナスの気持ちからスタートラインに立つことが大切です。
そこから供養が始まっていきます。
何度もお参りに来られる中で心が整って来られる方の姿を見ると本当にうれしいものです。
私のできることは応援することしかできません。
どう生きるかは自分で決めていくしかないんです。
悩んでいるときに手を合わす場所があるかないかでまた違ってきます
心の拠り所は必要です
尊陽院は皆様の心の拠り所になれるお寺でありたいと思っています。
この気持ちは当初から少しもぶれていません。
三年経つと
結婚しました。
赤ちゃんができました。
など、ご報告がてらにお参りに来て下さる方々がかなり増えました。
このご報告は私の栄養剤です。
水子供養を通して幸せになっていく姿があるからこそ、わたしも頑張ろうと思えます。
3年前に
不妊治療で3回流産をされている方が水子供養にこられました。
お話を聴いていると、不妊治療で授かった命なので、流産されても命の尊さを軽く考えているように思えました。
どんな形でも、命です。
あなたは立派なママ そんな気持ちで子育てはできないよ
みたいなお話をさせてもらったのを覚えています。
その方は45歳だったのですが、あれからもう1回だけ不妊治療に挑まれて47歳で出産され
赤ちゃんと一緒にお参りに来てくださいました。
この時はホント感激でした。
お顔の表情が初めてお寺に来た時の険しい表情ではなく穏やかなお顔で若返っているようにみえました。
コロナ禍でしたが抱かせて頂きました♡
この子と共に毎年手を合わしにきたい。
この子が誕生できたのも会えなかった命が教えてくれたことが沢山あると仰っていました。
これが供養だと思います。
会えなっかた魂と繋がっていくことは大切なことです。
つい最近も2度流産をして3度目で出産されたママのおばあちゃまとお母さまがお見えになり
嬉しいご報告をうけました。
供養をしたから授かりますよ
なんて言えません。
でも
何もせずにこころが苦しいのならばご供養をしてあげればと思っています。
何もしなければスタートラインにもたてません。
私の力不足でこんなとこに来なければ良かった。と思っている方もいるかもしれません。
全ての方のお役に立てているなんて思っていません。
もっともっと精進しなければと常に考えております。
3年経ってリピートさんが増えていることはこの3年は間違っていなかったと
感じています。
仏教では3年置きに節目と考えます。
また新たなスタートです。
ここに来て良かった。と次に繋がる水子供養ができるようにもっと自分を磨いていきたいと
思った日になりました。
感謝
この世に出逢うことができなかった
でも確かに感じていた、あなたの大切な命に
ありがとうを込めて、向き合い、祈るひとときを
合掌
京都水子供養の寺 尊陽院 伊丹理惠