りけいのこと
合掌するということ
京都の笑える尼 ”りけい” でございます。
昨日、摩利支天尊のお話を少ししたのですが、その摩利支天尊の真後ろといいますか、裏手に”尊陽院”がございます。
尊陽院に入るとすぐ左手に、子供を守ってくれるお地蔵さん、通称”まえかけ地蔵尊”が優しく合掌してくれています。
子どものための祈願、水子供養のために、みなさま訪れてくれています。
そこで、どうして”合掌”するのでしょうか?
いろいろ説がありますが、私が一番ふむふむとくるのは、
お釈迦様はインドでお生まれになっています。
インドでは、右手が清浄(食事をする)、左手が不浄(用を足す)とされているため、右手が仏様、左手が自分、手を合わせることによって一つになり、お釈迦様と自分は一体、お釈迦様は常に自分の中にいる、という意味があります。
実際、法華経というお経の中で、このような言葉があります。
(お経はすべてお釈迦様の考えです)
常に自らこの念をなす
何を似ってか衆生をして無上道に入り
速やかに仏心を成就する事を得せしめんと
簡単に言うと、
私はどのようにしたら、あなたを悟りの世界に
導くことができるのか、いつも考えています
(お釈迦さまはずっと見てくれています。
応援してくれています。
苦しいことが起こるのは、幸せの前兆。)
とおっしゃっておられます。
ドキドキしたり、困ったことがあったり、ビックリしたとき、
自然と胸に手がいきませんか?
胸をさすってあげると、だんだん落ち着いてきませんか??
不安なときや、自信がないときほど、私は両手を胸におき
「大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫」
と、ゆっくり自分に言い聞かせると、
これでいいんだ!
大丈夫だ!!
と自信が出てきます。
落ち着くんですよね。
みなさまも、このおまじない是非やってみてください。
うーん、寝る前とかに1ヶ月くらい続けると、成功の予感が感じられるはず。
お試しあれ~~☆
雨上がりの紫陽花がきれいな時季になりました。